インプラント治療の進め方

インプラント治療の流れ

1.カウンセリング
まずは治療についてカウンセリングを行います。現在の状況や不便に思っていることなど、細かくヒアリングします。
2.事前検査・治療計画の説明
あごの骨の状態、噛み合わせの検査を行います。レントゲン撮影、口腔内写真撮影、歯型の採取などを
行い、それらのデータを基に治療計画を立て、患者さまに十分にご説明します。
3.術前処置
インプラント手術を行う前に、虫歯・歯周病治療、不適合な被せ物や詰め物の除去を行い、口腔内の衛生状態を良好にします。
4.インプラント手術
インプラント(人工歯根)を埋め込む外科手術を行います。規模は抜歯程度の手術で、麻酔を使うため痛みはありません。
5.手術終了
手術後の状態を確認して、その日のうちに帰宅となります。
6.手術後の消毒
翌日、手術部位の確認と消毒を行います。前歯など外観が気になる部位には、ここで仮歯を入れる場合があります。
7.治癒期間
人工歯根とあごの骨を結合させるため数ヶ月間の治癒期間を設けます。
8.最終的な人工歯の作製と装着
人工歯根に人工歯の支台となる連結部品を装着し、人工歯を被せます。
9.定期検診、メインテナンス
人工歯を被せても、インプラント治療は完了ではありません。インプラントを長持ちさせるために、定期的にメインテナンスを行います。正しいブラッシング指導や定期検診(1週間後、1ヵ月後、3ヵ月後、6ヵ月後)で噛み合わせのチェック、あごの骨の検査、人工歯にゆるみが出ていないかなど検査をします。

信頼のインプラントシステム

りんご歯科クリニックでは、実績と伝統のインプラントシステム「ブローネマルクインプラント」と「ストローマンインプラント」を採用しています。

ブローネマルクインプラント

スウェーデンのノーベル・バイオケア社が製造している「ブローネマルクインプラント」は、スウェーデンのブローネマルク博士が偶然に開発し1965年から臨床応用が開始された世界初のインプラントシステムです。数ある
インプラントシステムの中でも最も長い歴史を持ち、その抜群の臨床実績から最も信頼性の高いインプラントシステムと言われています。

 

ブローネマルクインプラントの表面性状はタイユナイトという、ノーベル・バイオケア社独自のものです。これは、インプラントのフィクスチャー(骨と結合する部分)表面に厚い酸化層とミクロの孔を設けることにより、インプラントの結合を促進するものです。このタイユナイトの開発により、インプラント治療の成功率は飛躍的に向上しました。

ストローマンインプラント

「ストローマンインプラント」はスイスのストローマン社で製造している1回法の代表的なインプラントで、1974年から臨床応用されています。このインプラントシステムの大きな特徴は、ストローマン社が独自に開発した「SLA」(Sand-blasted Large-grit Acid-etched)というフィクスチャー表面の性状にあります。これは、インプラントと骨との早期の結合を促進するというもので、これにより早ければフィクスチャー埋入後約6週間という短期間で人工歯を装着することができます。

 

20年以上にわたる実績を持つストローマン社が行っているインプラントの研究・生産管理体制は世界のトップクラスで、さらにインプラントの研究活動にかける費用は世界一を誇ります。

治療してからが重要です